モンモンしてたのすっかり忘れちゃうモン|「七カノ」

東京の夜景と主人公(レズと七人の彼女たち)

刺青、入墨、タトゥー、など体に彫った絵をどの呼び方で呼びますか?

この記事に登場する彼女の回答

マスミさん

めんどくせえ話題だな。長くなっちゃうよ?長くなるからマンガの後ろに入れた方がいいと思うな。

刺青彫ってあったのを忘れてしまう人たちのマンガ(七カノ)

マスミさん

「イレズミ」の呼び方ねー。ヘタに「入墨」って言うと、「知らないと思うけど入墨は罪人に入れたもので〜」みたいな豆知識披露されるだろ。ああいうの言われると、知ってるようるせえなあって思うけど、こんど、刺す青でいれずみって読むと「それは谷崎潤一郎が広めた言葉でシセイが正しい読み方で〜」みたいな文学知識が来てさ、「そうなんですね、すごい、知りませんでした」って褒めて片付けるまでがセットだろ。めんどくせえな。雑な考えかも知れねーけど、通じやすさで言葉を選ぶのが一番楽だし、私は「イレズミ」が多いかな。イメージはカタカナかな、わかんねーけど。なんつーか、たとえば本人の認識や希望とかイロイロ無視して、男性が好きな男性を「あの人はオカマ」とか、一般的に言われるオトコらしいっつー枠から外れると「あいつはオネエ」とか、結婚決めて入籍しただけで「あの子はあの家の嫁」っつー呼び方をしちゃってるやつさ、あれを「分かりやすいからそれでいいじゃん」「昔からみんなそうだから」ってそのままにするのと違ってさ、多分。この、体に絵とか字を彫るってことを雑な呼び方されても、マジで罪人に彫ってた江戸時代レベルの烙印だと思われて不自由するって現象は起きねえんじゃねえかなって、わかんねーけど、まあ大丈夫だろうって思うから、私は読み方は「イレズミ」でいいんじゃねえかなと思うな。実物以上のバカだと思われて就職しにくいとか、危険人物だと思われて温泉入れねえとかはあるけど、それは呼び方の問題がコアじゃねえじゃん。だから、雑談なら私は「イレズミ」だな。もしイレズミっつーのが近代的な差別を含むニュアンスになったりしたら使わねえけど、今んとこ問題なさそうだし、「イレズミ」が便利かなあ。字はどれを使うか悩むね。相手によるかなあ。「タトゥー」は洋彫りを想像されちゃうから自分のやつ日本語で説明すんなら言わねえかな。「紋紋」?う〜ん、私「モンモン」って響きが好きでたまに使うけど、あれ、(編集部註*近年では図柄を問わない総称として俗語化している「もんもん」の語源が昔は倶利伽羅不動の紋を「クリカラモンモン」と呼んだことから来ているため)「紋紋のこと刺青のカッコイイ呼び方だと思って使ってない?イキがって不動明王以外も紋紋って呼ぶと恥かくよ」的な説教たまに食うんだな。めんどくせえ。結局なんて呼んでも豆知識披露したいヤツには捕まるから、もう通じりゃなんでもいいわ。モ〜ンモン♪モンモンが一番可愛いな、ドラクエのモーモンみてえだろ。わかる?モーモン。フワフワした牛柄のおばけなんだけどさ。通じるなら気の抜けたスラングっぽく「モンモン」でもいいんだけどな、でもせっかく丁寧に彫ってくれた先生に悪いっていうのはあるから、「モンモン」って言うなら特定のやつを指すんじゃなくて、「この施設はモンモンあると入れてもらえねえってさ」とか「ヤクザ映画のモンモンってシール?描いてんの?」みたいな。不特定の、なんつーの、全体をぼんやり指す使い方でしか使わねえけど。まあ便利さでは「イレズミ」一択だな。(彫り師の)先生と話すなら「彫り物」しか使わない。